介護業界は仕事と子育ての両立が悩み

育児と介護職の両立は大変

保育園に子ども預ける事はできたとしても、小さな子どもは急に熱を出す事もよくあります。どうしても仕事を抜けて子どものもとへ向かい、仕事を休まなければならない事もしばしばです。こういうときに会社の人の対応が冷やかだったりすると、申し訳ないという気持ちがストレスになってしまうでしょう。そして週に何度もこのような事が続くと、辞めた方が他のスタッフのためになるのかもしれないと深刻に考えてしまう人もいるでしょう。
また保育園の子どものお迎えの時間に間に合うためには定時で仕事を終える必要があるという職場もあります。子どもの側からすればたとえ10分であっても親が迎えに来てくれる時間が遅くなるのは不安になるものです。しかしそのような事情に理解がない職場の場合は、30分や1時間遅れるくらいどうってことないと思って、急いで帰ろうとするスタッフに対して白い目を向ける可能性があります。

主婦としての仕事が出来ているか不安

子育てをしながら介護職でフルタイムで働いて、しかも旦那さんの面倒も見なくてはいけない…かなりタフな毎日になる事は目に見えています。朝疲れて目を覚ました後も、洗濯機を回したら、旦那さんと子どもの朝食を作り、掃除をして、洗濯を干し、洗い物をして旦那を送り出し、自分と子どもの身支度を整えて、ようやく家を出発し子どもを保育園に預けて、時間ぎりぎりに職場に到着…まさに息つく暇もありません。その後体力的にも大変な介護の仕事を定時までこなしたら、子どもの出迎えをして、子どもと一緒に夕食の買い物をし、家に着いたら洗濯ものを取り込んで、夕食を作り、お風呂をわかして旦那を出迎え、配膳をして、子どもとお風呂に入り、子どもを寝かせ付かせ、洗い物や片づけをして、ようやく一日が終わります。このような生活をずっと続けられるのか、不安になるのも当然です。

理解のある職場で働くしかない

結局のところ、子育てをしながら介護の仕事を続けていくためには、会社がバックアップしてくれる、子育て中の介護士への理解のある職場で働くしか解決策はないと思います。子どもが熱を出すのは当然だと周囲のスタッフが考えてくれていれば、嫌な思いをしないですみますし、定時に上がって保育園に迎えに行かないと子どもが不安がってしまうという事を理解しているスタッフに囲まれていたら、定時前に早く帰るように声をかけてくれるでしょう。もしも今働いている職場がそういう職場でなかったら転職を考えましょう。転職をする際は、きちんと子育て中である事をつげて、理解がある職場かどうか確かめることが大切です。またそれを気にフルタイムで働くのではなく、パートで短時間働く事にするのかも考えてみましょう。